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マリアセレンさんは、オペラの世界での注目を集めている稀有な存在です。男性のテノールと女性のソプラノを自在に操る「両声類」の歌手として、多くのファンを魅了しています。
その独特な歌声と圧倒的な存在感で、オペラ界に旋風を巻き込んでいますが、マリアセレンさんの性別はどちらなんでしょう。
目次
マリアセレン性別に関する噂と真相
出典元 Instagram
マリアセレンさんは、元男性であり、自ら「ニューハーフ」と公表して活動しています。彼女は、性別の枠にとらわれない存在として活動されています。
マリアセレンは何者?
マリアセレンさんは、公式プロフィールでも「性別を超えた謎の歌の妖精」と紹介されており、ただの妖精ではなく「謎」がキーワードになっています。彼女はオペラ歌手で、女性の高音域(ソプラノ)と男性の高音域(テノール)を自在に切り替えられる唯一無二の存在です。
彼女の身長は183cmで、コシノジュンコさんのディナーショーでは、髪を含めると3m近くにも達したそうです。そのショーの動画はYouTubeで1300万回以上再生されており、3mに迫る人がオペラで男女両方の役を歌い分ける姿は、確かに不思議で目を引きますね。
謎に包まれた部分が多いですが、今後テレビ出演が増えるにつれて、その正体が少しずつ明らかになっていくのではないでしょうか。
出身は日本?
マリアセレンさんは、その高身長や派手な衣装、メイクから「外国出身では?」と噂されることがありますが、実際には東京都出身と言われています。
マリアセレンさんは自身の中学・高校時代についても語っているため、彼女は日本で育ち、恐らく日本の国籍を持つ日本人である可能性が高いと言えます。
年齢は何歳?デビューまでの軌跡
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年齢は非公開で不明ですが、見た目から35~45歳ぐらいではないかと推測されます。
「マリアセレン」という名前は、植村文明さんが名付け親で、彼女の姿が「巨大なマリア像」を思わせることから「マリア」と名付けられたそうです。名前には「聖母マリア」と「魔物セイレーン」という対立する2つの要素が組み合わさっており、彼女自身の「二面性」を象徴しています。
このネーミングは、彼女の独特な存在感を見事に表現していますね。セイレーンはその美しい歌声で船乗りたちを魅了する伝説の存在ですが、まさにマリアセレンさんも、その歌声で人々を魅了し、引き込んでしまう力を持っていると言えるでしょう。
マリアセレンはオペラ歌手としてデビュー
マリアセレンさんは、2015年に東京ヴィヴァルディ合奏団と共演し、声楽家としてデビューしました。この初舞台を機に彼女の才能が本格的に開花し、注目を集めます。
そして翌年の2016年には、日本橋劇場で初のソロコンサートを開催し、オペラ歌手としてのキャリアをさらに確固たるものにしていきました。その後も、オペラの世界で着実に経験を積み重ね、独自のスタイルで評価を受けてきました。
彼女の音楽キャリアは、デビューから現在に至るまで常に進化し続けていると言えます。
男性・女性両方の声を操る歌唱技術【両声類】
マリアセレンさんは、独学であの両声ボーカルを習得されたそうです。彼女の最大の魅力は、その圧倒的な声域の広さにあります。
特に、男性の声(テノール)と女性の声(ソプラノ)を使い分けることができる点は、世界初のオペラ歌手として注目されています。実際に、彼女のために「両声類・両声ボーカリスト」という新しい言葉まで生まれました。
公演中に高音と低音を切り替えて歌うと、観客から「オー」という感嘆の声があがることも多いようです。マリアセレンさんは、その才能と見た目のインパクトを武器に、ますます人気を集めることでしょう。
彼女自身は、声変わりに対するコンプレックスに向き合う中で、両方の声を使い分けるという「神様からのギフト」を手に入れたのだと語っています。中学2~3年の頃に声が低くなってきたことに悩み、「翼をください」をボーイソプラノのまま歌えないかと試みた結果、次第に両声ができるようになったといいます。
訓練というよりも、声変わりに抗った結果として自然に身についた技術だそうです。
マリアセレンの経歴と音楽への道
現在オペラ界で唯一無二の存在であるマリアセレンさんですが、どのように音楽に出会ったのでしょうか?
マリアセレンと音楽との出会い
マリアセレンさんは、幼い頃、まだオペラに触れたことがない時期に、突然「オペラ歌手になりたい」とお母様に言ったそうです。その時、たまたま米良美一さんが歌う「もののけ姫」を聴き、「こんなすごい歌声があるんだ」と感動したといいます。
同時に、「自分にもできるかもしれない!」と思い、それをきっかけにオペラに興味を持ち始めました。この偶然の出会いが、彼女をオペラの道へと進ませる決定的な瞬間となったようです。
マリアセレンさんは、高校時代に合唱部に所属しており、そこで国立の声楽科出身の先生から「君はオペラ歌手になったほうがいい」と言われたことが、大きな転機となったようです。その頃からすでに美しい歌声で才能が認められていたのでしょう。
さらに、マリアセレンさんは大学で声楽を学んだわけではなく、独学で音楽を習得したそうです。この独学でのアプローチが、彼女の唯一無二のスタイル「両声ボーカリスト」を生み出すきっかけになったのかもしれません。
もし音楽大学に進学していたら、男性か女性のどちらかのパートに決められてしまい、今の自由な表現スタイルは生まれなかったかもしれませんね。
高校卒業後の進路とキャリアの始まり
マリアセレンさんは高校卒業後に大手テーマパーク就職されたようです。しかし、その後はニューハーフ業界で名前を「ハルカ」と名乗り活動されていたようです。
どこでのお店で働いていたなど分かりませんでしたが分かり次第追記します。
コシノジュンコに認められた理由とファッション界での評価
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マリアセレンさんが注目を浴びるようになったのは、デザイナーのコシノジュンコさんがきっかけでした。知人の紹介で出会い、すぐに彼女の才能に目をつけたコシノさんは、パレスホテルのディナーショーでの出演を依頼します。
この時、「人間に見えないように」というユニークな要望があり、そこでマリアセレンさんは「Time to Say Goodbye」を披露。実は、これが彼女にとって初めての人前での歌唱だったのです。その後、ファッションショーや能とのコラボなど、新しい挑戦を次々と行い、活動の幅を広げていきました。
さらに、コシノジュンコさんがドレスデザインを手がけるなど、二人の親しい関係は続いています。また、コシノさんの要望で通常なら出せないソプラノの音域にも挑戦し、猛練習の結果、それを見事にこなせるようになりました。
コシノジュンコさんは、マリアセレンさんについて「性別や国籍にとらわれない特別な存在」と表現しています。彼女の魅力は、性別を超越した無機質な美しさにあり、男性でも女性でもない、どこにも属さない独自の感性を持っていると述べています。
さらに、マリアセレンさんはその高い身長と力強い歌声で、独特の存在感を発揮し、未来に向けて成長し続けるアーティストとして期待されている、と評価されています。彼女の未来はまだ無限の可能性を秘めているとの事ですね。
マリアセレンの実績
マリアセレンさんの活動と実績をまとめてみました。
- 2013年
- コシノジュンコさんに才能を見初められ、「Maria Seirenプロジェクト」を始動
- 2015年
- 12月23日:サントリーホールのブルーローズで東京ヴィヴァルディ合奏団と共演し、声楽家として正式デビュー
- 2016年
- 4月:YouTubeチャンネル「Maria Seiren Official Channel」を開設
- 10月20日:YouTube再生回数300万回を突破し、日本橋劇場で初コンサートを開催
- 2017年
- 2月・10月:新作オペラ「哀しみのレシーナ〜禁断の恋〜」で男女2人1役を演じ、国際的に注目を浴びる
- 2018年
- 6月23日:YouTube再生回数1,000万回を突破、トッパンホールで記念コンサートを開催
- 6月:自身の歌劇団「Mondo Parallelo(モンドパラレッロ)」を設立し、団長に就任
- 12月16日:「Mondo Parallelo歌劇団」旗揚げコンサートを開催
- 2019年
- オペレッタブル歌劇「神の湖」世界初公演(イイノホール)で1人2役を演じる
- 2020年
- 11月3日:梅若能楽学院会館にて能楽堂コラボ公演「音華の祈り」を開催
- 2021年
- 10月31日:梅若能楽学院会館にて第2回能楽堂コラボ公演「花焔(はなほむら)」を開催
- 2022年
- 6月26日:梅若能楽学院会館にて第3回能楽堂コラボ公演「五欲花」を開催
- 9月4日:デビュー5周年記念「Happy 5th Anniversary Concert”The New Me”」を2回公演
- 11月3日:梅若能楽学院会館にて第4回能楽堂コラボ公演「桜紅葉」を開催
- 2023年
- 「Japan’s Got Talent」で優勝
- 2024年
- 「アメリカズ・ゴット・タレント・ファンタジーリーグ」に出演
カラオケバトルでのパフォーマンス
2022年1月30日に放送されたテレビ東京系の「THEカラオケ★バトル 〝歌の異種格闘技戦〟」に、マリアセレンさんが出演しました。この番組で彼女は、美しい響きを持つ独特な歌声を披露しましたが、惜しくも決勝進出は果たせませんでした。
オペラの歌唱法は、カラオケのAI採点では不利になることが多く、得点に影響した可能性があります。それでも、視聴者の66%がマリアセレンさんを支持しており、多くの人々の心にはその歌声が響いていたようです。
また、彼女のSNSでは、決勝に進出した場合に着用予定だった、コシノジュンコさんがデザインした衣装が公開されており、ファンの間で話題となりました。
その後、2023年6月に放送されたTBSの「ニンゲン観察バラエティ・モニタリング」にも出演し、日本語版『オペラ座の怪人』の楽曲に挑戦しました。この挑戦では、透明なカラオケボックス内で歌唱し、95点以上を目指すという企画に参加しましたが、惜しくも92.920点という結果でした。
マリアセレンさんは、カラオケのAI採点に苦労した経験を語り、「オペラの歌唱法では、AIが倍音を拾ってしまうことがある」とコメントしています。オペラには「こぶし」を効かせる技法がないため、その点でも採点に影響が出てしまったとのことです。
AIでも理解できない領域だったのかもしれないですね。
「ジャパンゴットタレント」での優勝秘話
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2023年2月25日、世界的なオーディション番組『Japan’s Got Talent』の決勝が開催され、マリアセレンさんが見事なパフォーマンスで初代チャンピオンに輝きました。彼女が披露したのは「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」。その圧倒的な歌唱力と表現力により、視聴者からの高い支持を受け、見事優勝を果たしました。
決勝では、真っ白なウェディングドレス姿でステージに立ったマリアセレンさん。このドレスに込めた思いについて「私が音楽で大切にしているのは、愛、平和、そしてジェンダーフリーです。LGBTや同性婚が話題になっている今、私はこの曲と結婚したいという気持ちを込めて、ウェディングドレスを着ました」と語り、メッセージ性の強いパフォーマンスを披露しました。
優勝の喜びについて、マリアセレンさんは「心を込めた歌を多くの人に届けることができて本当に嬉しいです。応援してくださった皆さん、投票してくださった皆さんに心から感謝しています」とコメント。
また、「この優勝はゴールではなく新たなスタートです。これからも成長を続け、世界に挑戦していきたいと思います」と前向きな意欲を示しました。
賞金1000万円の使い道については、「ウクライナやトルコへの募金をしたいと思っています。そして、世界へ羽ばたくための資金としても大切に使いたい」と語り、グローバルな視点で今後の活動を見据えています。
この優勝をきっかけに、マリアセレンさんの今後のさらなる活躍が期待されています。
「アメリカゴットタレント」での結果と世界進出の可能性
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マリアセレンさんは、世界的オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント ファンタジーリーグ』に出演し、彼女の代表曲である「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を披露しました。この曲は旅立ちをテーマにした歌で、日本でも彼女のパフォーマンスで知られている一曲です。
審査員からは「非常に良い選曲だ」と称賛を受け、特にメルBからは「もっと世界に進出すべき」と太鼓判を押されました。ステージでは、マリアセレンさんがニューハーフとしての新たな一歩を象徴するような、感動的なパフォーマンスを見せ、観客からも大きな歓声を受けました。
彼女の歌声は、新しい世界への旅立ちを連想させ、多くの人に勇気を与えました。しかし、残念ながら次のステージには進むことはできませんでした。
それでもマリアセレンさんは「もう少し長く歌いたかった」という悔しさをにじませつつも、「この貴重な経験を積むことができて感謝しています」と述べ、番組関係者やファンへの感謝の気持ちを伝えました。彼女の挑戦は、新たなステージに向かうための一歩となり、今後のさらなる飛躍が期待されています。
マリアセレンの今後の展望~今後のプロジェクトと音楽活動
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マリア・セレンさんは、現在「モンドパラレッロ(Mondoparallelo)歌劇団」を立ち上げ、団長を務めています。この歌劇団の名称について、公式ホームページによると、「男と女、正と邪、あの世とこの世など、相対する2つの時空間を行き交うパラレルワールド」という意味を持っており、まさに彼女自身の音楽やパフォーマンススタイルが体現している二面性や多様性を反映しています。
モンドパラレッロ歌劇団では、日本の伝統芸能である能楽を基礎に据えた作品作りを行っているため、「ヨーロッパのオペラ」と「日本の能楽」という異なる文化の融合をテーマにした独特の作風を展開しています。これにより、パラレルワールドという概念を、これまで別々の世界で発展してきた伝統的な芸術が交差する舞台として捉えることができるでしょう。
さらに、マリアセレンさんは音楽だけでなく、ファッションやジェンダーを超えた表現にも積極的に取り組んでおり、彼女の活動は芸術の枠を越え、性別や文化の違いを超えた多様なメッセージを発信しています。彼女の歌劇団が目指すのは、単なる伝統の継承ではなく、これらの異なる世界をつなぎ、新しい形のエンターテインメントとして発展させることです。
今後、彼女がこの歌劇団を通じてどのような新しいパフォーマンスを創り上げ、国内外での注目をさらに集めていくのか、ますます期待が高まっています。また、彼女の国際的な展開や他ジャンルとのコラボレーションも考えられ、グローバルな活動が一層広がる可能性があります。
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